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2006
03.08
アレルギー
CATEGORY[アレルギー]
アトピーとは「奇妙な」というatopiaが語源だ。アレルギーは「変わった反応」が語源らしい。どちらもギリシャ語である。どちらも普通ではない、というニュアンスが伝わってくる。
アレルギーは最近多くなった。寄生虫がいなくなったのが原因じゃないかとか、衛生観念の向上が返ってアレルギーの原因になったんじゃないか、という人もいる。結局のところよくわからない。原因はひとつに還元できないと思う。
メカニズムもよくわからない。アレルギーの型には古典的にI~IV型まであるが、これだけでは説明つかない。最近になって、喘息やアトピー性皮膚炎には、「アレルギー性の慢性炎症」があることがわかってきた。
それでもよくわからないことがある。アトピーをめぐる色々な社会的問題もある。本当に「奇妙な」現象だ。
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2006
03.09
喘息の治療1
CATEGORY[アレルギー]
喘息の治療はここ数年で、様変わりした。
うろ覚えで申し訳ないが、昔はACTH(そうだったけ?)や寒風摩擦など。ヨウレチンというのもあった気がする。それからβ2刺激薬、キサンチン製剤(苦い粉末→ドライシロップ)などなど。効くか効かないか分からない「抗アレルギー剤」。それでもなかなかコントロールできなくて、ステロイド内服を欠かせない状態のお子さんもいた。身長がなかなか伸びてこない。ステロイドの副作用で成長抑制がかかるのだ。でも、ステロイドをやめると喘息が悪化する。喘息は死ぬ病気なのだ。ジレンマだ。
気管支拡張薬は色々と問題があった。薬品自体というよりもその使われ方に問題があった。上手に使えば、
ロイコトリエン受容体拮抗薬や吸入ステロイドが普及したのは最近だ。ロイコトリエン受容体拮抗薬として、小児科ではオノンは比較的早く普及したが、吸入ステロイドはなかなか普及しなかった。そのうち、キプレスやシングレア(共に同じ)が出てきて吸入ステロイドも次第に普及した。喘息死も減ってきた。
いわゆる「抗アレルギー剤」やキサンチン製剤(テオドール、テオロング)はあまり使われなくなった。
吸入ステロイドも昔はベコタイド・キュバール、今はフルタイド。吸入方法もエアーからロタディスク、ディスカスへと変わった。ちなみに、ベコタイドはフロンの関係もあり廃止された。
では今の治療がベストかというと、必ずしもそうではない。通常量ではまず問題ないが、フルタイドには潜在的な副腎抑制がかかる問題がある。だからといって直ちにフルタイドを廃止するべきではない。代替製品が十分ではないからだ。フルタイドは他の薬と比べてベターだが、改善の余地はある。
兎に角、喘息は「死ぬ病気」から「死なない病」になった。もちろん、ちゃんと管理されていれば、の話である。
各々の薬については、また後で書きたい。
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