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細菌性髄膜炎、日本もワクチン承認へ2006年12月24日11時55分 厚生労働省は、重症率が高い乳幼児の病気、細菌性髄膜炎の主原因であるインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン(商品名アクトヒブ)を承認する方針を固めた。26日の専門家による会議をへて、1月下旬にも承認される見通し。Hibワクチンは世界100カ国以上で承認されており、先進国で未承認なのは日本だけだった。 厚労省などによると、細菌性髄膜炎の約6割はHibが原因。国内では年間、5歳未満の乳幼児1万人に1人程度がHibによる細菌性髄膜炎にかかると推定される。このうち5%が死亡し、25%に聴覚障害、てんかんなどの後遺症が残るという。 初期診断や治療が難しいため、予防効果が高いワクチンが80年代後半から欧米を中心に承認され始めた。98年には世界保健機関(WHO)が乳児への定期接種を推奨する声明を出し、現在は、90カ国以上で公費負担などによる定期予防接種が実施されている。米国では予防接種の導入後、罹患(りかん)率が100分の1にまで減ったという報告もある。重い副作用は実質的にない。 日本では罹患率が欧米の数分の一とされ、ワクチンの必要性がなかなか広まらなかった。03年3月にようやく、サノフィパスツール第一ワクチン(東京都)が新薬の承認を申請したが審査が進まず、05年6月には、日本小児科学会が厚労省に早期承認を要望していた。 承認に時間がかかった理由について、専門家は「審査体制の人員不足に加え、製造過程で牛由来成分が使われることに極めて慎重だったのでは」とみる。 承認後は当面、任意による接種となる。計4回の接種が必要で、3万円程度かかるとされる http://www.asahi.com/health/news/TKY200612230290.html