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しかし、浜氏の強引さはやはり問題だと思うので最後にまた少し触れます。浜氏のやり方は薬害オンブズパースンにとってもマイナスでしかないと思います。このことを同会議に真剣に考えていただかないと、今後も浜氏おひとりで強引な論陣を張り、この問題の決着がさらに困難になると思うのです。 私はこれまで、直接、間接に医学の専門家数人の浜氏に対する印象を耳にしました。いわく「浜氏の理論は独特ですね」「浜氏さえ出てこなかったら、この問題はこれほどこじれることなくすでにもう解決していたと思う」「浜先生って推論ばかりで、それも強引な推論ばかりで、性格はすごく強引なんでしょうな」「薬害オンブズパースンも人選を過ったんじゃないか」といった意見がありました。ニフティ・サーブの「すこやか村・喘息館」におけるベロテック討論に参加した方の意見も聞いたことがあります。その方は浜氏に強い不信感を抱いていました。
富岡:最後に問題にしたいのは、患者さんに対する情報の出し方というのも、極めて大切だと思います。この座談会の最後に取り上げたいのは、この座談会の発端になった、報道の仕方です。もちろん医療というのは個の問題ですから、本当は個人指導というのが最も重要なことだと思います。マスメディアを通じて、医療情報が流れるという今回の問題について、私は2つの相反する作用があると思います。例えば、これまでβ2刺激薬について、全く認識がなかった人は怖いという認識を持ったから、そういう意味ではポジティブな作用。ところがもう1つ、今回の報道では吸入薬はだめであるということによって、吸入ステロイドもやめてしまった患者さんがいます。私たちは、その報道の副作用もちゃんとモニターしていないわけです。そして科学的なデータとしてマスコミに対する反論をできないでいるのが、現状だと思うのです。今回の報道にかかわる先生たちの経験を最後に話していただいて、この座談会を終わりたいと思います。鈴木先生からお願いします。鈴木:患者さんからの質問が非常に多くなったわけです。けれども、いままで説明していたのが、患者さんが理解していないというのが分かって、そういう意味ではプラスの面に働いていると思います。患者さんというのは、簡単な説明では繰り返し、繰り返し、吸入しろ、服薬にしろ説明しなくてはいけないということが分かりました。吸入ステロイド薬と吸入β2刺激薬とを間違えた患者さんはいなくて、吸入ステロイド薬を中止した人はいませんけれども、やはり診療の現場が混乱したというのが、一番大きな迷惑です。ただ確かに、テレビのキャスターの一言と、我々が10回以上かけて説明するのが、同じぐらいの重みだというのが分かりました。佐野:やはり一時的ではありますが、非常に混乱しました。我々もかなり患者教育しているはずなんですが、実際に吸入β2刺激薬だけでなくて、吸入ステロイド薬もやめてしまったという患者さんもかなりいました。富岡:先生が、ふだんちゃんと指導しているのにもかかわらずにですね。佐野:そうですね。していてもやめてしまった患者が数名いました。吸入β2刺激薬と吸入ステロイド薬の区別がつかない患者が結構いるということです。我々も繰り返し教えているはずですけれども、それでもなかなか理解できていないというのが一般的な現状といえます。非常に困ったのは、ご主人がテレビをみて「お前、吸入なんかしていると悪くなる、死んでしまうからやめてしまえ」と、奥さんに命令した場合等もあります。しかし、患者は吸入ステロイド薬はよいということを体験して分かっていましたので、ご主人に隠れて吸入ステロイド薬を吸入していたという例もありました。大なり小なり、このような注意を友人、知人、家族より受けた患者は多く、吸入療法全体が否定されかけたのには驚きました。意外に影響が大きかったと思います。マスメディアは、影響がそういうところにも及ぶということもある程度考えていただきたいし、もっと積極的にポジティブな意見にも耳を傾けていただきたい。やはり薬というのは、薬の範囲で使えば薬であるし、薬の範囲を超えて使えば副作用が出てくるのは当然です。ですから、そのあとにNHKが吸入ステロイド薬についての報道を行いましたが、ああいう形でもう少しフォローをよくしていただくことも大切です。我々が何回も繰り返しいっていることよりも、マスメディアの一言のほうが非常に力が強いといえますので、学会を含めた何らかの対策が必要と思われます。鈴木:冷静に報道してほしいと思いますね。西間:発端を作った責任者として(笑)、今度の問題で、喘息死ならびにβ2刺激薬の吸入ということが、医療関係者にも患者にも、もう1回見直して、問題を掘り下げる大きなきっかけになった。かなり大きな推進力になったというそのメリットは確かにあります。私たち委員会は内科の先生方がいわれたように、患者と医療現場にかなり混乱を起こしたということで、すぐに喘息死委員会としてのリコメンデーションを出したのです。しかし、それは殆ど取り上げられなかった。マスコミの発表したほうにも渡したのですけれども、それについては殆ど取り上げてくれなかった。そういうことからいうと、やはり学会として、こういう問題が出たときに、それをコメントをするとか、ステートメントを出すというような組織を持っていかないと、これからの時代はいけないのではないかと思いました。
去年の夏の暑き日に奈良の南の大淀で君が出会いし難事を想ふ刻々変わる状況に君が下した判断をネットの医師は見届けたり幾千、幾万のネット医は君の判断、検証し一つの結論、たどり着く君は最善を尽くしたり君の判断に誤りは無しと今君は理不尽にも訴訟の場に立つこれを泣かずにいられよかこれを怒らずいられよか伏して願うこの悲しみこの怒りを言葉にされんことを一言、君への支援の言葉を賜らん事を