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2006
11.21
マイコプラズマ考
CATEGORY[感染症]
最近マイコプラズマ肺炎が多い。実際に過去よりも多いが、国立感染症研究所のデータをみても突出している。
マイコプラズマの特徴として、
1.ペニシリンやセフェム系の抗生剤は効かない。「抗生剤の多用による耐性」ではなくマイコプラズマの構造上効かない。効くのは小児ではマクロライド(クラリス・エリスロシン・ジスロマック・・・・)およびミノマイシンなどだ。しかし、マクロライドでは耐性化の問題もある。
2.自然と治ることもある。抗生剤を使わなくても自然治癒することもあるし、難治性もある。個人差が多い。おそらくは、マイコプラズマと宿主(人間)と抗生剤との因子が関わりあっているのだと思う。
3.肺炎以外にも、中耳炎・腎炎・発疹・筋炎・・・など、多彩な症状を呈することがある。
そのほかいろいろとある。
しかし、どうして増えたのだろう?以前は「オリンピック肺炎」といわれ、人の行き来が国際的に増加するときに流行するといわれた(マイコプラズマ肺炎は「歩く肺炎」と言われている)。しかし最近はこうした流行を取らなくなった。最近増えた理由はいくつかあるが「医原性」というのもあると思う。
1.多くの医師がマイコプラズマを意識するようになり、潜在的な(以前からあった)マイコプラズマ肺炎を精確に診断するようになった。これは「百日咳」でも同じことが言える。
2.診断にマイコプラズマIgMの迅速検査を使用している施設が多くなった。抗マイコプラズマIgM抗体は感染すると上昇するが、治癒後も比較的長く(数ヶ月)検出されることがある。検査で検出されても、それが数ヶ月前の感染である可能性があるのだ。
検査には偽陽性や偽陰性もある。これを理解して検査結果を解釈しなければならない。
マイコプラズマ肺炎と同じような感染症で、肺炎クラミジア・hMPV(ヒトメタニューもウイルス)による肺炎というのもある。こちらも将来「流行」してくるだろう。
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