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2006
09.20
免疫なんて、曖昧だ(再感染・終生免疫・不顕性感染など)
CATEGORY[感染症]
免疫とは、曖昧で冗長だ。古い本になってしまったが「免疫の意味論」を読んでみるとわかる。
外部からウイルスや細菌などが入ると、免疫ができて記憶される。その期間は短いものもあるが、麻疹などは終生免疫と考えられてきた。つまり、一度かかると再び感染することはない。一生に一度の、いのちさだめだった。ワクチンも、生ワクチンであれば終生免疫が得られると思われていた。
しかし、そうではなかった。
麻疹ワクチンをしても、麻疹にかかる人が出てきた。また、麻疹にかかっても、実は感染(実際は症状の出ない不顕性感染)を繰り返して「終生免疫」を維持しているのがわかってきた。いずれも、野生株の自然感染(ブースター)が少なくなって分かったことだ。
http://www2.eisai.co.jp/clinician/cl_05_540/cl_05_540_21.htm
百日咳だと、もっと事情は深刻だ。百日咳も終生免疫ではない。ワクチンを打っても自然感染をしても、しばらくすると免疫能が落ちてくる。百日咳は子供の病気だと思われていたが、思春期や成人にも感染する。
百日咳は、以下の理由で深刻だ。
1.再感染やワクチン接種後の感染の場合、または大人での初感染の場合、典型的な百日咳の症状を呈することは少なく、診断は難しい。
2.普通の感染の場合胎盤からの免疫があり生後数ヶ月は母親からの免疫(移行免疫)があるが、百日咳の場合だとあやふや。
3.そのため赤ちゃん(自らの子供)に、百日咳をうつさせる危険性がある。
4.赤ちゃんの百日咳は、命にかかわる。
2.についてはもう少し補足が必要だ。ワクチン経由の移行免疫は望めない。自然感染でも「よく注意すれば」移行免疫が認められると書いている教科書もある。しかし、母親が百日咳の治療で抗生剤を使用すれば移行免疫は低くなるし、感染から妊娠までの期間が長ければ移行免疫の恩恵は望めない。当てにはできない。
対策はどのようにすればいいだろう?
予防接種をあえて手控えて自然感染の流行を容認し、ブースターを「人工的に」つくるか。予防接種の接種機会を増やして、自然発生自体を抑えるのか。どちらが社会的に無理が無いか?
公衆衛生学的に考えれば前者のほうが無理があるだろう。しかし、ワクチンの副反応ばかりを強調する世の中では、どうだろう?
麻疹ワクチンの二度打ちや成人での百日咳ワクチンは、アメリカだけで行われているわけではない。日本のワクチン政策のほうが、世界的に見れば遅れている。成人の百日咳ワクチン接種は、アメリカだけで行われているのではない。
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