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2006
02.06
昔プロパー今MR
CATEGORY[お薬・薬害]
製薬会社の営業担当者のことだ。一応医薬情報が主な任務のはずだが、やっていることは営業そのものだった。「だった」と過去形に書いたのは、何年も前の話。その当時は接待貢物「何でもあり」だった。
今ではだいぶ変わってきた。公立病院はもちろんとしてさまざまな病院で「自粛」が行われている。製薬会社も経費削減のためそう接待をすることはなくなった。しかし、やはり接待を行うMRはいるし接待を要求(強要?)する医者もいる。
なぜMRは接待をするのか?「接待をしないと、自分の会社の薬を使ってもらえなくなるかもしれない」という心理が働くからだと思う。医者の方も「こんなによくしてもらったのだから、その会社の薬を使わないと申し訳ない」と考えてしまう。実にウェットな人間くさい心理だ。
医者とMRの関係は、もっとドライになった方がいいと思う。接待をなくしその分医薬情報に力を入れた方がいい。そのためには、大手(武田など)が率先して接待をなくすべきだ、なんて事をどこかの元MRさんのブログで読んだ。
小児科関連で、MRさんがよく来るのは喘息の薬や抗生物質(ジスロマックやメイアクト、フロモックス・・)など。特殊なところでは成長ホルモンかな?
喘息の治療はガイドラインにほぼ沿って行っているし、抗生剤もペニシリン系以外ほとんど出さなくなったら、MRさんがあまり来なくなった。
よかった。貴重な時間を邪魔されなくてすむ。
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2006
02.10
小児では使いたくないお薬
CATEGORY[お薬・薬害]
これは、原則である。なお、原則は破られるためにある。敢えて使うこともある。
トーク、プリビナ
イミダゾリン系点鼻薬という。血管収縮剤。鼻閉に用いられる。新生児に噴霧すると、低体温、不規則呼吸を起こすこともある。2歳未満には使ってはいけない。
とはいえ、赤ちゃんの鼻詰まりは見ていて辛いものだ。麻黄湯を使うこともあるし母乳を使うこともある。機会があったら書いてみたい。
プリンペラン
吐気止めだが、これは乳児・幼児では使わない方がいい。吐気は止まるかもしれないが、おなかが膨れる。また不随意運動といって、自ら意図しない不自然な動きをする事がある。人によっては、不自然にハイになる事がある。
もし幼児で吐気止めを使うのならば、ナウゼリンだ。でも、本当は不要だ。特に0歳児にはナウゼリンは使ってはいけないと思う。最近は、五苓散という漢方薬を座薬にする人もいる。これは結構有効らしい。
ボルタレン、ポンタール、アスピリン
解熱剤。昔は子どもでも良く使われたが、特に脳症が問題になることはなかった。アメリカではアスピリンとインフルエンザ・水痘の組み合わせでReye症候群が有名になったが、インフルエンザ脳症と必ずしも同一ではない。
今は小児ではもっぱらアセトアミノフェンまたはイブプロフェンだ。
昔はスルピリンというお薬があったが、今では特殊な事情がない限り使わないだろう。
テオドール
テルバンス、テオロング、テオフルマートも同じ。作っている会社が違う。味などが微妙に異なる事がある。
喘息で使用する薬。気管支拡張作用があるが、低濃度では抗炎症作用がある。低濃度でも喘息に効くのは、抗炎症作用のためだ。
しかし、濃度が高くなると(人によっては普通の濃度でも)、痙攣などの神経症状を起こしやすい。熱を出すと血中濃度が上昇しやすい。特にインフルエンザのときに上昇しやすいし、神経症状を起こしやすい。
欧米ではめったに使われない薬。しかし、日本にはまだいい代替用品が認可されていないため、使わざる終えない事がある。
ソリタT1
これをこのコラムで扱うのは、微妙だ。俗に「1号液」と呼ばれるものである。昔は小児の脱水の治療でよく使われていた。比較的安全性の高い点滴とされていた。私も非常にお世話になった点滴だ。
しかし、最近の考えでは、ショックなどでは等張液である生理食塩水が良いとされている。ここら辺の話は、むつかしくなるのでやめにしたい。
ペリアクチン
抗ヒスタミン剤。鼻水止め、かゆみ止め。この薬も、取り上げるべきではないかもしれない。少なくとも生後3ヶ月くらいまでは使うべきではないだろう。比較的大きなお子さんには、よく使う。
昔の効能書きには「食欲亢進」というのがあったが、今では副作用に挙げられている。人によっては、もりもり食べる事がある。
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2006
02.13
君は高橋晄正医師を知っているか?
CATEGORY[お薬・薬害]
彼の名前は検索すれば、いくらでも出てくると思う。
東大物療内科の万年講師。薬害の研究告発では有名。薬害エイズで有名な、阿部英医師は大学の同級らしい。
二重盲検法や計量診断学を用い、「いらない薬・」を批判していった(それまでの医学というものは、統計というものにほとんど無縁であった)。反薬害・消費者運動の旗手であった。
しかし、漢方薬、自然食品それに低温殺菌牛乳などに彼の攻撃が向けられると、消費者団体の多くは彼から離れていった。「昨日の友は、明日の敵」といったケースもあったらしい。当時の書物を抜粋ながら読んでみると、至極まっとうなことが書いてある。当時の医学界も消費者団体も、不寛容だったのだ。
高橋医師は、2004年11月永眠された。今インターネットを検索すると、おおむね薬害に絡んだサイトで追憶の言葉が述べられている。
高橋医師は、天から見て「その通り」あるいは「まったく違う」といっているだろうか?
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2006
02.20
小児では使いたくないお薬2
CATEGORY[お薬・薬害]
ロペミン
下痢止め。腸管蠕動運動抑制作用がある。
下痢は出来るだけ出した方がいい。無理にとめると、原因微生物が腸の中にとどまる事がある。細菌性腸炎の場合には禁忌だ。6ヵ月未満の乳児には禁忌と書いてあるが、できたら2歳くらいまでは使いたくないし、それ以上の年齢でも私は使いたくない。
ただ、何らかの原因で下痢が遷延するときには使う事がある。
アセナリン
これは発売中止になってしまった。消化管運動を賦活調整する薬剤であったが、致死性の不整脈を起こす危険性があった。特にある種の薬と組み合わせると、そうなりやすかった。
実は、致死性の不整脈の多くはアメリカで起こっていた。日本ではあまり聞かなかった。アセナリンの投与量はアメリカのほうが日本よりも多かったので、副作用報告量の差も、そこにあるのかもしれない。
アセナリンが使えなくなって、いわゆる障害児のGERD(胃食道逆流)で困った事がある。今ではナウゼリン、H2ブロッカー、PPIなど使う。
附子
「ぶし」と読む。狂言での附子は「ぶす」と読む。その違いは良く分からない。トリカブトから作る。
子どもでも漢方を使うことはあるが、附子は使わない方がいいとされている。麻黄は使いやすい。いずれにしても、適応(証)を見ることが大切だ。
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2006
04.06
小児では使いたくないお薬3
CATEGORY[お薬・薬害]
アンダーム
子供によく使われている非ステロイド系抗炎症剤外用剤。これ自体でも、かぶれを起こす。つまり、接触皮膚炎(接触「性」皮膚炎ではない)だ。その頻度は結構高いらしい。ステロイドや保湿剤で治療できるし、なくてもよいと思う。
ミノマイシン
抗生剤の一種。古典的な抗生剤。昔は子供にもよく使われていた。
新生児に使うと脳圧が亢進する。また、8歳未満で大量に使うと「テトラサイクリン歯」といって歯が黄色く着色してしまう。審美歯科である程度矯正可能だようだが、どのくらい良くなるのか分からない。
一部の古い先生が良く使うこともある。
クロラムフェニコール
これも古典的な抗生剤だ。一時期髄膜炎の治療で重宝された。
しかし、新生児に使うと、体が灰色になって死んでしまう(グレイ症候群)。また、まれではあるが再生不良性貧血になることがある。一昔前は、外来でよく使う先生もいたが、今ではほとんど使われなくなった。
リンデロンVG
リンデロンV(ステロイド)とゲンタマイシン(G、抗生剤)の混合外用剤。リンデロンVG軟膏はよく使う先生もいる。特に飛び火などの細菌感染が使われる場合に、使われることもある。しかし、最近の黄色ブドウ球菌はゲンタマイシン耐性が多いのではないか?感作(平たく言えばアレルギー)の可能性もあり、Vだけの効果を望むのならばステロイド単独外用剤のほうが、よいであろう。
なお、飛び火にステロイド治療は是非があると思う。ステロイドを使うと免疫力が落ちるという意見もあるが、うまく使えば抗炎症効果が期待できる。
レスタミン
抗ヒスタミン外用剤。かゆみ止めとして出されている。しかし本当に効くのだろうか?RTCはないはずだ。
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